衝撃の新感覚…ミヤママイマイ採集記!


「ミヤママイマイ採集行きましょう!」って話が最初に出てからどのくらい時間が経ったのでしょうか(汗)
初めの初めは、まだ高3にもなっていなかった頃でしょうか…

私の受験勉強や部活のために日程が合わせられなくて、結局延期になったまま2年くらい経ってしまいました(汗)


受験が終わって、こちらも落ち着いたタイミングでいつもお世話になっているティーノさんからお誘いを受け、今回ついにミヤママイマイ採集が実現することになりました。





2017.03.20

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2時間半の電車、30分ちょい位のバスに揺られ。
ポイントに着いたのは…11時過ぎ(笑)

到着までにここまで時間がかかる場所は初めてかもしれません(笑)

帰りのバスの時間も決まっていて(本数が少ない)、時間はそれほど多くは取れない。
過去にティーノさんやtsuyo25さんはこの地でミヤママイマイを多数採集されている…とはいえ最初は不安でした。

前科がありますからね…(→「完敗」の野焼き後採集。

ちなみに、ティーノさんは前日に遊水地に採集に行ったらしく…




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オオヨツボシをいただいてしまいました。
(いい加減自己採集したいです…)

今年はどうやらオオヨツボシの当たり年だそうで。
数日後に遊水地に行くつもりでしたが、これ今年採れなかったら本当にシャレにならないぞ…

不安がさらに増しただけでした(笑)


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さらに、タマムシ(ヤマトタマムシ)の幼虫もいただきました。
(ヤマトタマムシの幼虫見るの初めてだった)

めちゃくちゃ不安要素多いけど、無事羽化させられるようにやれるだけの事はやってみます!





今日はしっかりやらなきゃ、と謎のプレッシャーを感じつつ採集開始。
ティーノさんに言われるがまま、最初にみつけた材を割ってみる。


地面置きの材。
いつもの河川敷ならまずマイマイは出ないのだけど、ここは違うのだろうか…











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ミヤママイマイカブリ
Damaster blaptoides cyanostola Lewis, 1881



「はあ!?」


第一声はそれだった(笑)

材を割り始めてから1分もしないうちに、なんと今回の目標…ミヤママイマイ一頭目が姿を現しました。
あまりの呆気なさにただ驚くばかり…(汗)


なんか勘違いしてたみたいなんですが、ミヤママイマイカブリはヒメマイマイとコアオマイマイの「移行体」って位置づけなだけであって「亜種」ではないみたい…??

それでも学名はあるのか…

一応ヒメマイマイとは違うマイマイカブリってことで、もちろん自己初採集です!!



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出た材はこんな感じでした。
もうこの時点で既にいつもの河川敷とは格が違うことを感じ始めました。

その後も同じ材を割り続け、



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ミヤママイマイカブリ
Damaster blaptoides cyanostola Lewis, 1881


二匹目にしてかなり緑っぽい個体を当てました。
(この個体が今回のミヤママイマイの中では一番緑っぽかった)

これがいわゆる翡翠色、というやつなんだろうか…



また別の材を探して歩く…
二つ目の材でもミヤママイマイは出て…




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あまり綺麗ではないのですが、
こういう個体も一つくらいはあえて採集しておこう…と採っておきました。

当地ではこういうスレた個体の方がむしろ少ないんじゃないかと今では思うほど…(汗)




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濃い青色の個体。これもまたカッコいい…



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明るい色の個体。これが一番ミヤママイマイらしい感じの色なんでしょうかね…




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さっきより地味だけどこれはこれでカッコいいよな…とか思いながら回収していく。
不完個体はリリースする余裕も出始めた(汗)




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いつもの河川敷なら出ないような材でも、ここでは何故か出てくる…(汗)

材さえあれば、割ることのできる硬さの材さえあれば。
そこには必ずと言っていいほどミヤママイマイが入っている。


単独より複数で出る方が多い。

こんな状況でした。
いつもの河川敷ではあり得ない事が平然と起こっている…
少しづつ感覚が麻痺していくのが分かる…(笑)



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綺麗な個体だけを厳選しろ、と言われても難しい(汗)
自分が見てきたヒメマイマイカブリと比べるとどれも綺麗な個体ばかりで選べないのです…

採集してそのまま毒瓶に投入してるとか、座標の問題とかもあって…(汗)
(同じ毒瓶にまとめて入れたために、結局大半の個体が座標不明になってしまいましたが…)



ちなみに上の写真の個体が、自力で割り出したマイマイカブリ10頭目となりました。
1日で二桁のマイマイカブリを割り出したのは今日が初めてだったりします(笑)



ちょうどこのタイミングで、離れた場所で採集していたティーノさんから電話がかかってきました。
「ヤバイ光景があった」と(笑)

ついていってみると、そこには…






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「うわぁ…こ、これは、ヤバイ」


木に穴が空いているように見えますか…?
よく見てください!

マイマイカブリですよこれ全部!!!


詰まってる個体の多さにもびっくりなのですが(10頭以上の集団越冬を見るのは初めてでした)、何よりこの詰まり方が見事としか言いようがない(笑)




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この集団を見つけたのはティーノさんでしたが、、集団の中から綺麗な個体をいくつか引き抜かせていただきました。

この時点で1日で採集したマイマイカブリが二桁に達しました(これも当然初)。



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「そろそろ…まずいな。」


何かはっきりしたものではないのですが、自分の中で「これ以上マイマイ採集を続けるべきではない」という指示が下った気がしました。
もう正直、採集した数としては十分すぎる。

材割を続ければもっと緑な、綺麗な個体、もっとたくさんの集団越冬を見れるかもとかそんな思いも若干あるのですが…

その目的を果たすまでにマイマイカブリを採集しない自信がない。


材を割れば、マイマイカブリを採集せざるを得ない。


何を言ってるのか分からない…?

私も分かりません(笑)



とにかく、このままだとなんとなくマイマイを毒瓶に放り込んでいくことになりそうで、なんかマイマイに申し訳ないので、この時点で別の採集にシフトする事を考え始めました(汗)


その前に、

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昼飯を食おう(笑)
(現在12:40)

採集に夢中になってると飯を食い忘れるのはよくあること(笑)
食べながらこの後何するか考えていると、足元にナナホシテントウが。


(星の数は…7個だな。)


ココノホシテントウ、というよく似たテントウムシの存在を知ってからは、ナナホシテントウを見る度に星の数を数える癖がついていました。


これも違う。これも…違う。

簡単には見つからないか…

と、後ろに手をつくと、ついたところにもナナホシテン____





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「これ違うな!!」
(このナナホシテントウ、明らかに小さい!!)

星の数は…
1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8! 9!!

10!? 11!?

ジュウイチホシテントウ!!?
そんなやついたっけ!?

帰宅後調べたところ、
アイヌテントウ
Coccinella ainu Lewis, 1896


と判明。ココノホシよりこっちの方がレアなんじゃ…?


ちょっとしたラッキーでした。




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さらにここで、見たことのない甲虫を拾って…あれこれただのコメツキじゃないの!?

コメツキを調べて見たものの何かが違う…
よく見たら触覚が太い。

で、コメツキダマシ?というところまで辿り着いたのですがこの先は大変闇が深そうなので同定できる気がしません(笑)





で、次の採集へ。


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これぞまさしくって感じの“シナダレスズメガヤ”(クロケシタマムシがつく)がいたるところに生えているのでクロケシ探そうかな…とも思ったのですが、次の採集に備えて石起こしをやる事に。


河原にも石は多いですが、藪にも石はかなり転がっているので結構気になっていたのです(汗)



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藪の中で、石起こしをやってみました。

コガシラナガが結構な頻度で出てきて、もう活動開始してるみたいです。

ただ、それ以上に出てくるやつがいて………






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チョウセンゴモクムシ
Harpalus crates Bates, 1873


チョウセンゴモクムシです(汗)
指を広げた手くらいの大きさの石の下には必ず一頭いる、とかそんな感じで出る場所もありました(笑)
一つの石の下から5匹くらい同時に出た事も…

一昨年の遊水地では本種がかなり多かったみたいですが私は地味な色の一頭しか採れてなかったので、ここで綺麗な個体が採れたのは結構嬉しかったです。



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左: オオズヒメゴモクムシ
Bradycellus grandiceps (Bates, 1873)

右: キクビアオアトキリゴミムシ
Lachnolebia cribricollis (Morawitz, 1862)

初採集なゴミムシも得られました。




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左: スジコガシラゴミムシダマシ
Heterotarsus carinula Marseul, 1876

右: ヒラタドロムシ幼虫
Mataeopsephus japonicus japonicus (Matsumura, 1916)


他にも、複数種のゴミムシダマシやコメツキ、ヒラタドロムシ幼虫も出てきました。

ヒラタドロムシの幼虫は初めて見ました…どこがどうなっているんだか、なかなかすごい形ですね(汗)
(思わず採集してしまった)



残り時間わずか。
しばらくぶりに見つけた材を割ってみました。


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適当に見つけた材を割っても当たり前のようにマイマイは出る(笑)

これは…
うーん…採るべきか、採らないべきか…


この自問自答は一体なんなんだ!?

(結局採った)



同材から、クロオオナガゴミムシも採れました。
(こっちは土中越冬じゃないっけ…?)








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という感じでタイムアップ。
時間に対して、自分にとっては十分過ぎるくらいの成果でした。

大満足です!!



本当に、どうやってもマイマイが出る不思議な場所でした…(笑)
楽しいけど、これは確実に感覚が狂わされますね…

石起こしの予行演習もできたし、後は…最後の採集でしっかり決着をつけるだけです!!!





ティーノさん、本当にありがとうございました。
この時期は色んな意味で忙しいと思いますが、どうか無理しすぎないようにしてくださいね…(汗)



【結果】※色付きは自己初採集

ミヤママイマイカブリ
Damaster blaptoides cyanostola Lewis, 1881
14exs.


クロオオナガゴミムシ
Pterostichus leptis Bates, 1883
1ex.

チョウセンゴモクムシ
Harpalus crates Bates, 1873
7exs.

アオゴミムシ
Chlaenius pallipes Gebler, 1823
1ex.

オオズヒメゴモクムシ
Bradycellus grandiceps (Bates, 1873)
1ex.

キクビアオアトキリゴミムシ
Lachnolebia cribricollis (Morawitz, 1862)
1ex.


ヒラタハナムグリ
Nipponovalgus angusticollis angusticollis (Waterhouse, 1875)
2exs.

アイヌテントウ
Coccinella ainu Lewis, 1896
1ex.


スジコガシラゴミムシダマシ
Heterotarsus carinula Marseul, 1876
1ex.

ハネビロアカコメツキ
Ampedus puniceus (Lewis, 1879)
1ex.

不明コメツキ?

1ex.

アカバナガハネカクシ
Lathrobium dignum Sharp, 1874
1ex.

ヒラタドロムシ幼虫
Mataeopsephus japonicus japonicus (Matsumura, 1916)
2exs.

クロモンサシガメ
Peirates turpis Walker, 1873
1ex.

オオツマキヘリカメムシ
Hygia (Colpura) lativentris (Motschulsky, 1866)
1ex.


ミズギワカメムシ
Saldula saltatoria (Linnaeus, 1758)
2exs.



以下はティーノさんからの頂き物(ヨツボシ以外は遊水地)

ヨツボシゴミムシ
Panagaeus japonicus Chaudoir, 1861
3exs.

オオヨツボシゴミムシ
Dischissus mirandus Bates, 1873
3exs.

タマムシ幼虫
Chrysochroa fulgidissima fulgidissima (Schonherr, 1817)
2exs.
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