新たな場所で__これが長野クオリティ!!



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「桜の花が咲きました。」

やっと…ですね(笑)



そういえばこっちで言ってなかった気がするのですがTwitterを始めました。

で、

TLにナガタマムシが流れ始めました(笑)


どんな普通種でも既採集種でも、
ナガタマムシに会いに行ける季節が来た、という事実だけですごく…魂を揺さぶられました(笑)

なんだか行く気になれなくてずっと後回しにしてきた採集を、今日やろう!と決意して外へ飛び出しました。





2017.04.16
23/7℃


長野に引っ越して来てから二週間経ちましたが、採集に行くのは今日が初めてです。
履修登録とか、サークルとか色んなものが落ち着いて来たのでやっと採集に出ることができました。

10時ごろやっと寮を出る事ができました。
とりあえずは「なるべく人に会わなそうなポイント」を目指して自転車をこいで……



こげない。

向かうポイントは標高が低いとはいえ山であり、辿り着くまでの道は自転車をこぐことが出来ないレベルの坂ばかりでした(汗)
採集やるなら車があった方がいいってのを思い知らされた気がします。

今日は思った以上に暑くなってしまったらしく(先週は雪降ってたとはとても思えない)、ヘトヘトになりながらも目的のポイントへ辿り着きました。

もちろんナガタマムシのスウィーピングを目当てに来てるわけなのですが…








全然葉っぱ出てないよねこれ…

前々から何と無く察しはついていたのですが…
明らかに季節感のズレがある。

桜が咲くのが他地域と比べて遅かったりするし…

関東や関西でナガタマムシが出たからといってこちらで採れる、という訳では無い…当たり前なのか。
このズレの感覚をしっかり掴む所から始めなければならないようです…



まあ、今後の採集に向けての下見って意味もあるので少し周辺を歩いてみることに。








ミヤマセセリ
Erynnis montanus (Bremer, 1861)

まず採集したのがミヤマセセリでした。(初採集)
採ってみたいセセリの一つだったのでとても嬉しかった。
なかなか個体数が多かったです。

下の写真は後日撮ったものです。格好いいセセリだなぁ…





きっとそうなんだろうな、とは思ってたけどやっぱり。
伐採地が多いです。

コナラやクリ、アカマツ辺りがとても多いです。
照葉樹林は全く見当たらない…これも考えてみれば当たり前でした。


伐採地ではもちろん材にタマムシが飛来していないか見ていくのですが、
日当たりも見晴らしも良く、どこからともなく蝶が飛んでくるポイントだったみたいで…







スジボソヤマキチョウ
Gonepteryx aspasia niphonica Bollow, 1930

これまた初めて見る…スジボソヤマキチョウが採れました。
この蝶もこの日は何度か見かけていて、モンキチョウやモンシロより明らかに数が多かったです(汗)
今の時期はみんな越冬明けのボロくて汚い個体のようです。

秋頃に羽化するみたいなのでまた綺麗なものも採りに来たいですね。


この場所では未採集のコツバメ(と思われるもの)も飛来したのですが逃げられてしまいました…
結局、材の見回りで採れたのはオオコクヌストくらいでした。


他、


ヒオドシチョウも陽に当たりに来る個体が何頭もいたり。
オツネントンボは色んな場所で見かけたのですが、トンボの標本作る材料が無いので見送り。
共用の冷凍庫に虫を突っ込むのは流石にやめようと思うのですが、今までと同じように自作冷蔵庫をやれば不可能では無いのかもしれません。

ウスタビガの繭(空)もありました。これもいつか採りたい。









さらに歩いていくと、まさしく「土場」って感じの場所に辿り着きました。
ただ、置いてある材はアカマツが大半です。


そんな中、広葉樹の材を見つけたので確認してみると……





クリストフコトラカミキリ
Plagionotus christophi (Kraatz, 1879)

最初は、初採集のキスジトラだ!!と思ったのですが、予想の斜め上を行ってクリストフコトラカミキリでした(汗)
ちょっといい虫、みたいなイメージあったんですけどこの場所ではそうでも無いみたいで…1箇所で5匹ほどまとまって見られました。
見られる地域っていうか環境が若干限られる感じなのかな?

なんにせよ、大きくて格好いいトラカミキリがこの時期に見られて本当に嬉しかったです。


カミキリはいるのにタマムシはいなかった。



アカマツ材の方からは、




左: アリモドキカッコウムシ
Thanasimus lewisi Jacobson, 1911

右: エゾベニヒラタムシ
Cucujus opacus Lewis, 1888

ヒラタムシの仲間を見るのはこの日が初めてだったのですが、まさかエゾの方を先に採集する事になるとは…(笑)
他にはマツキボシゾウムシがたくさんいました。


全体を通して蝶が多いと感じました。
挙げたもの以外でも、ルリタテハとかキタテハ(シータテハだったかも?)、テングチョウ辺りが見られました。

ヒオドシ、テングチョウがいる…つまり、エノキがあったはず(見つけられなかった)
フジハムシも採れたのでフジ(シラケナガタマムシのホスト)もあるはず(見つけられなかった)


葉っぱが出てから…また来ます(笑)








山の上から…川沿いの柳の葉が出てる事が確認できたので大きく場所を移動して河川敷へやってきました。

地域が変わっても頼る場所は同じか(汗)
上りがきつい分、下りは自転車に乗ってると簡単に事故りそうなレベルのスピードで移動する事ができます(笑)



それで、河川敷に来たので柳を掬っていくのですが…
未採集なツツハムシの類が採れたのみでした。




コヤツボシツツハムシ
Cryptocephalus luridipennis Suffrian, 1854


ナガタマムシは…いなかった。
(シンリョクナガタマの発生時期は6月からってなってるし…まあこうなるよな。)



河川敷を後にしたら、サークル仲間(虫屋)と合流して夜間ルッキングやろう!ってなったんですが…マルガタゴミムシくらいしか活動してなくて全くダメでした。



全体を通して強く感じるのは…


まだ早い。


タマムシ的な意味では…まだまだ我慢が必要な時期みたいです。
公園にあったカシ類をスウィーピングしてみたりしたのですが、アトキリゴミムシの類が1匹入った程度でした。




キタホソアトキリゴミムシ
Dromius nipponicus Habu, 1983
(左に写ってるのがマツキボシゾウムシです)



これだけ微妙な時期でも…自転車で移動できる範囲内で初めて見る虫にたくさん出会えるって事に本当に驚きました。
これが長野クオリティ…いや、その一部を見たに過ぎないと思います(汗)


今後の採集が楽しみになってきました!!




【結果】 ※色付きは自己初採集

マルガタゴミムシ
Amara chalcites Dejean, 1828
1ex.

キタホソアトキリゴミムシ
Dromius nipponicus Habu, 1983
1ex.

クリストフコトラカミキリ
Plagionotus christophi (Kraatz, 1879)
3exs.

マツキボシゾウムシ
Pissodes nitidus Roelofs, 1874
2exs.

エゾベニヒラタムシ
Cucujus opacus Lewis, 1888
1ex.


フジハムシ
Gonioctena rubripennis Baly, 1862
1ex.

コヤツボシツツハムシ
Cryptocephalus luridipennis Suffrian, 1854
2exs.

オオコクヌスト
Trogossita japonica Reitter, 1875
1ex.

アリモドキカッコウムシ
Thanasimus lewisi Jacobson, 1911
2exs.

スジボソヤマキチョウ
Gonepteryx aspasia niphonica Bollow, 1930
2exs.


ヒオドシチョウ
Nymphalis xanthomelas japonica (Stichel, 1902)
2exs.

ミヤマセセリ
Erynnis montanus (Bremer, 1861)
3exs.

マツヒラタカメムシ
Aradus unicolor Kiritshenko, 1913
1ex.


展翅板は邪魔だったので実家に置いて来ました。
…なので、蝶を採っても展翅板が無いのです(汗)


というわけで…すっごい久々に100均で色々買って作ってみました。



材料…
①極厚約14mmEVAジョイントマット
②工作用紙方眼入
③余ってたダンボール

結果、216円で2つ作れました(笑)
適当な大きさに切り出したジョイントマットに工作用紙を貼り付けて、ダンボールに固定(マチ針で固定)。
外側にダンボールの切れ端を挟み込んで傾斜もつけてみました。

マチ針固定だと不安定なのですが、幅変更が効きます。
(今までもこんな感じの展翅板ずっと使って来ましたから…)

下地にするダンボールをもう少し熱く…厚くしないと虫の高さに合わせられません。
あと2枚くらい重ねても良かった。




20140802195526f68.jpg
今まで使っていたのはこれ。
木材とか使ってちょっと本格的にしようとした結果、重くてバランス崩れやすいし、めっちゃ脆いし邪魔になる、というひどい奴でした(笑)
今後は必要に合わせて新しい方の展翅板を量産していこうと思います(笑)

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