奈良 帰省採集2017夏_2日目: 原生林の中で


2017.08.10

昨日寝たのが23時くらいで…
目を覚ましたのは…朝の3時だった(笑)

何となくいつものパターンになりつつある…
父親が釣りに行くのに同行し、近くで虫を採るというスタイル(笑)

「ブナ帯とかモミとかあるし、この辺り行けばタマムシ的に良さげかも…?」と話をしていたら、父親も何度か釣りに行った場所だったらしく本当にそこに行くことになった(汗)


途中まで車で進み、川沿いを歩く事1時間。



広葉樹も多く、まさしく原生林って感じの場所でした。
5:30頃。それぞれ分かれて父親は釣りを、私は採集をスタートします。

天気は予報では悪くなかったと思うのですが…山奥まで来てしまったためなのかかなり雲が出ていて、時折雨が降ることもありました。


まだ薄暗いので、ライトで照らしながら…ミズナラを見つけました。
ブナはもう少し登らなければ現れないみたいです。

スウィーピングしても葉っぱは濡れていて、一瞬にして網はビショビショになった(汗)
たぐり寄せた網に違和感があった。






ここで壊れるかーーーー!!!!(大汗)

実は以前のトオヤマシラホシ採集の段階で壊れていた箇所なのですが…100均の接着剤で無理やり修復してそのまま使ってました。
前日強風に煽られた事、網が水に濡れて重くなった事がまずかったみたいです…
埼玉に帰ったら新調するつもりなのでこの帰省採集だけは乗り切って欲しい、乗り切ってもらわないと困る(汗)
一応、同じ100均の接着剤あるのでそれで応急処置。この処置の仕方がまずかった…


一旦落ち着いて、接着剤の乾燥を待ちつつ周囲をルッキングしてみたりもしました。


立ち枯れにキノコや地衣類?が生えている事がかなり多くて…オオヒラタコクヌストの事もあってこの日は特に注意して見るようにしていました。
よくよく見ていると小さな甲虫がいくつも見つかりました。

林床にもかなりの数のキノコが生えてました。
右下、ニセコブスジツノゴミムシダマシ以外全部逃げられました(汗)




マルバネコブヒゲカミキリ
Rhodopina integripennis (Bates, 1884)

折れた小さな立ち枯れについてました。

何気ない場所でもちゃんと虫が採れる感じが、いい環境に来た証拠なのかなって思えます。




時刻は7:30頃。
だいぶ明るくなりましたがまだまだ葉っぱは濡れていて網が乾かない状態でスウィーピングを続けることになります。


しかも、雨がパラパラと降ったり止んだりです。




懲りずにミズナラを掬ってみる。
ちなみに今の時期にミズナラで採れるタマムシって…シリグロナカボソ位しか思いついていなかった(実際そんなもんなのでは!?)

タマムシ的には思ったより、というか最初からどこに行っても厳しい時期だと思っていました。


ミズナラのスウィーピングをなんとなくやって、網の中を確認するとやたら大きな虫が入っているのが見えて…








オオアオカミキリ
Chloridolum thaliodes Bates, 1884

なんと…オオアオカミキリが入っていた。
当時の私はてっきりアオカミキリだと思って喜んでましたが…

まさかアオカミキリより先にこっちと出会うことになるとは思いませんでした(汗)
噂通り、柑橘系…に近いようなすごくいい匂いがしました。
オオアオカミキリも、こういう環境ならではの虫なのでしょうか…



まさかと思ってすぐ隣の枝をスウィーピングしてみると…より大きな2頭目が入った(汗)

この虫って…そうやって採るもんだったっけ!?




その後も少し虫を追加しつつ先へ…


2017081318403577d.jpg
徐々にモミが目立つようになりました。
立ち枯れも多少ありますが日当たりどころか天気も悪く、ブナも周囲にないので流石にアオタマは期待できなさそうです(汗)



しばらく進んでいるうちに…父親を見失った(汗)
お互いかなり自由に進んでいたのでいつの間にかはぐれたようです(汗)

シャレにならなくなって来たのでスウィーピングもそこそこに歩いていく。






アカアシクワガタ
Nipponodorcus rubrofemoratus (Snellen van Vollenhoven, 1865)

この地域でアカアシクワガタを見るのは本当に久しぶりな気がします。
1日目に見たライトのポイントで昔よく採っていたのですが、最近は帰省の時期が遅すぎてクワガタ自体あまり飛来してるのを見なくなりました…(汗)

大きさはジャスト50mmでした。結構デカい方??





この後も歩き続けながらスウィーピングを続けていたのですが…枠が壊れる間隔が徐々に短くなって来ました(汗)
修復の際に使用した接着剤が接続部分で固まって詰まってしまったようで…うまく接続できなくなってしまったようです。




ついには接着剤のフタが開かなくなり、無理やり捻じ曲げたら容器が破裂。


これは…完全に詰んだな。



その後は歩きまくって無事に父親と合流(汗)


ノリウツギ咲いてるし、少し天気も良くなったけど…網が壊れて掬えない。

もう網は使えない…こういう時はやっぱり、あれか。







困った時は石起こし…

沢沿いの石を起こしてナガゴミムシの仲間を狙います。
思い描いてる環境とは少し違う気がするんだけど…

ヤケになっていたので、デタラメに石を起こしまくって___








未同定ナガゴミムシ

「ええ…出るんだ…」

2個目の石で格好良いナガゴミムシの仲間が出てきました…
こんな砂利みたいな所から出る事もあるんですね…ていうかこの虫がそういう環境を好む虫なのか。




まだ経験浅いし、先入観は捨てて挑んだ方がいいのかもしれない…



その後もひたすら石起こしをして、



ヒラタアオミズギワゴミムシ
Bembidion (Peryphus) pseudolucillum Netolitzky, 1938

初採集ミズギワゴミムシと、イクビモリヒラタゴミムシ(既採集種)を採集。
ホソアトキリとかモリヒラタ系はスウィーピングでも結構入るし、ミズギワは街灯採集なんかでも見かけるといつもスルーしてしまうのだけど、
石起こしで出る時だけはスルーできずに採集してしまうの何故だろう…(汗)



その後は特に追加もなく終了となりました。






アマゴ
Oncorhynchus masou ishikawae Jordan and McGregor, 1925

父親の釣りの方でも結構な成果があったらしい…(汗)



こんだけ釣っても、全部「食べる」から採集とは少し感覚が違うんだよな…と思う。
(後で美味しくいただきました)



色々と成果はあったけど…結局タマムシは採れなかった___









クロナガタマムシ
Agrilus cyaneoniger E. Saunders, 1873

と思っていたら帰り途中に…目の前を飛んでいた虫が気になり追いかけてネットインしたら(正確に言うとネットインしたのは父でした)クロナガタマムシでした。
確かにこのタマムシも8月までチャンスがあるタマムシだった…
これでタマムシボーズをギリギリ回避できたのでした(汗)


それで、帰って来たところで…暗くなる前にトラップの設置に向かいました。
環境に関しては回収の時に書くことにします…




タマムシもギリギリ採れ…オオアオカミキリとか原生林らしい虫(?)もまあまあ採れてくれたので来た甲斐はあったかなと思います。
天気と時期と、網が良ければ(笑)、もう少し色々とタマムシも狙えたかなと思いました。

3時起きがかなり響いて…疲労困憊だった(笑)

今日はしっかり休……



父「明日も別の沢に行くか?」


私「何時起き?」


父「4時だな」


私「はい、おやすみなさいー(笑)」




【結果】 ※色付きは自己初採集

クロナガタマムシ
Agrilus cyaneoniger E. Saunders, 1873
1ex.

ピックオビハナノミ
Glipa pici Ermisch, 1947
1ex.

ヒラタアオミズギワゴミムシ
Bembidion (Peryphus) pseudolucillum Netolitzky, 1938
1ex.

未同定ナガゴミムシ
1ex.


イクビモリヒラタゴミムシ
Colpodes modestior (Bates, 1873)
1ex.

アカアシクワガタ
Nipponodorcus rubrofemoratus (Snellen van Vollenhoven, 1865)
1ex.

オオアオカミキリ
Chloridolum thaliodes Bates, 1884
2exs.

マルバネコブヒゲカミキリ
Rhodopina integripennis (Bates, 1884)
1ex.

ヒラノクロテントウダマシ
Endomychus hiranoi Sasaji, 1978
1ex.

コヒゲシマビロウドコガネ
Gastroserica brevicornis (Lewis, 1895)
1ex.

ニセコブスジツノゴミムシダマシ
Boletoxenus incurvatus (Lewis, 1894)
1ex.
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