初のマイマイ採集! (長野)


2017.11.09

後期は木曜日が午後休となり、少ないながら採集に回せる時間が確保できるようになりました。
今週もまた採集へ…

10月の採集は以前の記事に書いた通りで、なんとも言えない微妙な結果続きでしたがその微妙な感じは未だに続いていて…案の定また更新が止まりかけています(汗)



チビゴミムシを求めて谷に行って掘削してみたり、チビタマムシ狙いで樹皮めくりとか色々やってみたり…
堀りの副産物でガロアムシとカメムシタケ(?)が採れましたが、狙いの虫はことごとく外していく採集がここ最近ずっと続いている…

この悪い流れのまま今週末少し遠出して採集に行くのは不安があるので、一度リセットしようということで_____



20171111220424ded.jpeg
河川敷へ来てみました。

長野に来てからは初のマイマイカブリ採集になります。
もう流石に越冬に入っているはず(汗)

周辺地域のマイマイカブリに関する情報をほとんど知らないのですが、過去に何回か訪れていたこのポイントなら採集できそうな気がしたのでここで頑張ってみることに。


マイマイを狙う前に、少し前から気になっていたゴミムシを探すために河原に出てみます。


台風による洪水の影響がまだ残っていて、前は水が流れていなかった所に水が流れていたり、河原そのものの形が変わっていたりしました。
この写真撮った場所も帰りには水量が増えてやや危険な状態になっていました(汗)



で、気になってるゴミムシというのが、ホソチビゴミムシ。
平地の河原とか湖沼の水際、石起こしたり礫をかき分けたりして採集できるらしい、チビゴミムシの仲間です。

別に珍しくもなんともない虫のはずなのですが…何故かまだ出会えていません。
渓流の水際で採れるというツヤホソチビゴミの方も探しはしたのですがさっぱり。

せっかく河川敷まで来たのでサクッと決着をつけた…かった(本日も失敗)

時期が悪いのかな…?(汗)






ノグチアオゴミムシ
Lithochlaenius noguchii (Bates, 1873)

代わりに採れたのはアオゴミムシの中でも河原を好むちょっと変わってる種、ノグチアオゴミムシでした。
(これ越冬入ってるのかな…?)
殺風景な河原で石起こしてて普通にアオゴミムシの仲間が出てくることに違和感を感じました(汗)



ホソチビゴミムシはまたいずれ…ということにして、今日の目標であるマイマイカブリを探すために林の中へ。

樹木はヤナギとニセアカシアがほとんど。埼玉の河川敷と比べるとあんまり川の近くに林が発達していないので材自体もそんなに多くはない。
早速良さそうな材を見つけて割ってみる。






ミヤママイマイカブリ
Damaster blaptoides cyanostola Lewis, 1881



あ…採れた(汗)


もうちょっと苦戦するかと思ったけど…やっぱり埼玉の河川敷とは違うのだと実感した(汗)
この辺りのマイマイカブリはミヤママイマイカブリになるようです。




割と細めの地面置き材から…
外は硬めでも中にフレークが溜まってる感じ…無意識に割ってたけど確かにマイマイが好む材ってこんな感じだった。
この後追加が得られるかどうかでこの一頭がただの幸運かそうでないかが分かるはずだけど…




もう既に2頭目が見えていた…(笑)




ミヤママイマイカブリ
Damaster blaptoides cyanostola Lewis, 1881

2頭目も地味な色合い。
もうちょっと綺麗な個体はいないだろうか…(汗)



材の反対側に回る。


これ絶対出るな…と思って写真撮りました。





出ました。

ボロい個体がもう一頭出ましたが既にリリースする余裕がある。
結局この材からは4頭出せました。いきなり複数とか埼玉のいつもの河川敷ではあり得なかった…(笑)



マイマイカブリの他にはこんな虫も。

ツノフトツツハネカクシ
Osorius taurus Sharp, 1889

頭部のツノがカッコいいハネカクシです。
まあ、ツノがあるとか気付かずに採集したんですけどね…(笑)


もちろんこれだけでは終わらず、





次は崩せる部分はごく僅かでしたが2頭追加。やっぱり綺麗な個体が出ない…




コクワガタ
Macrodorcas rectus rectus (Motschulsky, 1857)

別な材からはコクワも出ました。
今年はクワガタ全然採れなかったのでこれも採集。
長野に来たのにノコギリもミヤマも採らずに夏を終えました…(笑)



先へ進もうとしましたが正直マイマイカブリはこれでも満足できるので、再びホソチビゴミムシを探すために河原へ。
洪水の影響が残る河原には水たまりが点在していて、ミズスマシがたくさん泳いでいるのが見えました。

水辺で砂を崩したりしてホソチビゴミムシを探していると、ミズスマシが目の前の枯れ葉に止まりました。
ミズスマシは以前も採集しているのですが、前のものより小さく見える…

思い切って素手で枯れ葉ごとキャッチしてみるとこれが成功した(笑)




未同定ミズスマシ

やっぱり前に採集した個体より小さいし、艶が強い感じするし、背面の盛り上がりも大きいような気がする(汗)
コミズスマシとかその辺かなと思うのですが、ミズスマシの正確な同定には♂の交尾器が必要になるとか…

ミズスマシくらいしか水生昆虫はいないだろう、と勝手に決めつけていたのですが…自分のすぐ目の前を見たことがない形のゲンゴロウが通り過ぎるのが見えた…
ゴマダラチビゲンゴロウとかそういうタイプ… 流水性の格好いいゲンゴロウだった(汗)

私はこんな日に限って水生昆虫用の網を持ってきていない(無能)

必死に探したもののそのゲンゴロウが再び姿を見せることはなかった…

ホソチビゴミムシも結局ダメダメで…ちょっとだけ場所を移動して、より大きなヤナギが多く生えているエリアへ。
マイマイカブリの綺麗な個体を探してみることに。



良さげな物件もこちらの方が多そうです。





いつから倒れていたのか分かりませんが、根元から倒れた木が何本もありました。
こういうところの根っこに絡んだ土もマイマイが入る場所の一つですが、ここまで大きいと手を出しづらい…
(少し崩してみたのですが、結局根っこからは採れませんでした)



すぐ近くに土から飛び出した材があったので崩してみると…


案の定。




ミヤママイマイカブリ
Damaster blaptoides cyanostola Lewis, 1881

ようやく青って色がわかるレベルの個体が採れました。




この材からはマルガタナガゴミムシが多数出ました。
他の材でもちょくちょく出ていて、この日アオゴミムシより多く見かけています(汗)

他にも、

ホソヒラタシデムシ
Silpha longicornis Portevin, 1926

いつものオオヒラタシデムシがポツポツ出てくる…よく見たら何かが違う(汗)
前にも似たような事がありましたが、今回はちゃんとヒラタシデムシの仲間でした(笑)




マルガタナガゴミムシ
Pterostichus subovatus (Motschulsky, 1860)

マルガタナガゴミムシは山地のナガゴミムシのイメージあったし、ホソヒラタシデムシは山地のシデムシなのだそうで…

ホソチビゴミムシが採れない理由って、ここが 「平地の河川敷」に当てはまらないからとかじゃないよな…?
いや、やっぱり時期が悪かったんだよ…(汗)

何にせよここが普通の河川敷とは違うのはよく分かりました。
(平地の湿地にいるようなやや希少なゴミムシも採れるらしいのですが、ポイントがイマイチ掴めていません…)



大分暗くなってきたのでそろそろ終了…というところで超優秀な材を発見(汗)
写真も撮らずに割っていくと、立て続けに3頭が現れました。



2頭は不完個体だったためリリースし、1頭を掴む。
これが今日一番綺麗な個体でした。

手元が見えなくなってきたのでここで終了。
採集したミヤママイマイカブリは7頭となり、割り出した数も10頭を超えた。
自力でたどり着いた初めての場所でこれならまあ頑張った方かなと、思ってしまうけど実際どうなのか…(汗)

ただ、今まで何度も通った埼玉の河川敷とは明らかに違う。ここはマイマイカブリがちゃんと思い通りに出る河川敷だ(笑)

やっぱりあそこはおかしかったんだ…技術だけが問題じゃなかったんだ(汗)
とはいえ、マイマイ的に厳しくてもゴミムシがかなり豊富だったのでやっぱりあの河川敷にはあの河川敷の良さがあるとは思います…


今後の地元採集では、時間が許す限りオサ堀もどこかでやりつつ、エノキのでかい木を探しつつ、チビタマの採り方を模索しつつ、綺麗なマイマイカブリを探しながら未採集な湿地のゴミムシを狙っていこうかなと思います…

思ったより忙しいかも(汗)



今回はちゃんと狙い通りにマイマイカブリが採れてくれてホッとしました。
これで不調続きの悪い流れは断ち切れたはず。

また…ここから。



【結果】 ※色付きは自己初採集

ミヤママイマイカブリ
Damaster blaptoides cyanostola Lewis, 1881
7exs.

マルガタナガゴミムシ
Pterostichus subovatus (Motschulsky, 1860)
3exs.

アオゴミムシ
Chlaenius pallipes Gebler, 1823
2exs.

ノグチアオゴミムシ
Lithochlaenius noguchii (Bates, 1873)
2exs.

コクワガタ
Macrodorcas rectus rectus (Motschulsky, 1857)
2exs.

未同定ミズスマシ
1ex.

ツノフトツツハネカクシ
Osorius taurus Sharp, 1889
1ex.

ホソヒラタシデムシ
Silpha longicornis Portevin, 1926
1ex.

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