※採集力が足りません

(現在は既に長野に戻っていますが、埼玉に帰省していた間の話です。)


河川敷も行ったし、元旦採集もした。
トゲフタオも…とりあえず納得した(せざるを得なかった)し…もう帰省中にやりたい事は大方やってしまった気がする。



でも、まだ採集に回せる日がある…



目の前には未展足の虫が並んでいるが…それに手をつけるわけでもなく机に座ってただただぼーっとしていた。

ちょっとゲームやって、数分後に飽きて。
展足も何故かやる気にもならなくて…眠くもないのに、気がついたら机に突っ伏して無意味な時間が過ぎていた_____


「これじゃあ浪人時代と何も変わってない…」



このままではダメだ。
せっかく採集に行ける時間があるのに意味もなく消費してしまう(汗)



色々考えて、たどり着いたのは…




2018.01.04

20180110210417431.jpeg
やっぱりここなのか(河川敷)

別に遠出する金が無い訳ではないのですが…遠出してオサゴミ掘りに行こうとかそういう気にもならず、かといってトゲフタオのリベンジしようという気にもなれず(笑)
結局、いつもの河川敷でクロマダラタマムシが期待できるのかちゃんと調べる回にしようということになりました。
ダメ元でも一回はちゃんとやっておきたかった事。

写真の場所(初マイマイの場所)からエノキとムクノキが多い林の未探索部分を歩いていきます…








開始からおよそ30分後…河川敷にあることが信じられないくらいデカいエノキを発見。
今までこの河川敷で見てきたエノキの中では間違いなく最大です。
幹の太さは神社とかで御神木にでもなってそうなレベルでした。

この木ならほんとにクロマダラが発生できそうな気がする…生息してればだけど(汗)
ここの河川敷にこの木以上のエノキは中々無いと思う…

問題はこの周辺の材に脱出孔があるかどうかという事です。




木の周辺をひたすら探し回って材を集め、一つ一つ調べていきましたが…それらしい脱出孔は無く。
隣にムクノキの大木があったのですが、ムクノキの材には怪しげな脱出孔がある事に気付きました。

ひょっとすると今まで見つけた怪しい脱出孔ってムクノキの材にあったものなんじゃないのか…?(汗)


なんにせよ、このエノキでクロマダラタマムシが発生してる痕跡が無いと分かった以上…この河川敷には期待できないという事がようやくほぼ確定したように思えました。



もう今日やること無くなっちゃったな(笑)



工事によって更地と化した場所に隣接するエノキ林を適当に歩いていく…




林内にはエノキの倒木もありました。
タマムシの脱出孔が複数空いていますが、見つかるのは大きなものとナガタマのものだけ。
根元に近い部分はフレークも溜まっていてマイマイカブリ的に良さげだったのですがやっぱり何も出なかった…

他には割れそうな所を割ってみると結構ゴミムシが出てきました。






ノグチナガゴミムシ
Pterostichus noguchii Bates, 1873

個人的に出会えると少し嬉しい虫の一つ、ノグチナガゴミムシも。
基本的に材割りでは単発で得られる事が多いのですが、この日は同じ材から2頭とさらに近くで一頭追加して3頭得られました。
出るかなーと思ったけど、この日チビアオゴミムシは出なかった。


もうこの河川敷で新たなゴミムシを採集できる気がしない(汗)
闇雲に材割りして既採集ゴミムシを追加しても仕方ないかもしれない…



昼前だけどもう既に「帰る」の選択肢が頭に浮かび始めたころでした。

目を疑うような虫が唐突に現れた…





「ちょっと待て!?」
「マジで!?これって…アレだよね!?」







ヒラタマルゴミムシ
Cosmodiscus platynotus (Bates, 1873)

原色に「稀種」とあった事だけ覚えていた。
つい数日前にTwitterでさらっと流れてたのを見て「これってUMA的な奴ではないのか!」と驚いたほどでした(笑)

まさかこんなに身近な所で採れる虫だとは思わなかった(汗)

調べてみたら明るめの林や林縁、竹や笹の林が関係ある?とか…とにかく深い林でも草地でもないような微妙な感じの所を好む虫のようです…




割と林の中の方だったのですが…そう遠くない位置に竹林はありました。
(写真にも奥の方に若干写ってます)

夏場にベイトとかもやってみたいですね(できないけど)




出てきたのはこんな感じの…マイマイカブリが出そうなエノキのフレークからでした。
(マイマイカブリは出てこなかった)



これでやる気を取り戻して…もう少し材割りを続けてみる事にしたのですが、





左: カントウアオオサムシ
Carabus (Ohomopterus) insulicola kantoensis Ishikawa et Ujiie, 2000

右: コブマルエンマコガネ(♀)
Onthophagus atripennis atripennis Waterhouse, 1875



フトナガニジゴミムシダマシ
Ceropria laticollis Fairmaire, 1903



材からアオオサ出したり、エンマコガネ出したり、ニジゴミダマ出したり、コカブト♂出したり…
新たなゴミムシが出ることはありませんでした。



前回カントウアオオサを掘り出した崖の付近をさらに掘ってみた所、新たに一頭出てきました。




この個体が結構しっかりツートンカラーしていました。
こんな色の個体は初めて見ました。



この後は初夏にお世話になった伐採地に行ってみたのですが、ほぼ全ての材が撤去されていました。

オオブタクサが繁茂していた場所は除草作業が行われたのか再び更地になっていました。




前来た時より工事の範囲広がってる気がするんだけど…気のせいかな(汗)
ここほんとに最終的にどうするつもりなんでしょうか…

自然再生のための工事って話ですけど、ここから再生するとはとても思えない(汗)






左: アトホシヒメテントウ
Nephus phosphorus (Lewis, 1896)

右: キイロテントウ
Illeis koebelei koebelei Timberlake, 1943



後は適当に樹皮めくりでテントウ採って…終わり!!



ヒラタマル採れてなかったら採集記書かないレベルだった(笑)
これでもうここの河川敷にクロマダラを探しに来ることは無いでしょう…

結局これで帰省中の採集は終わりになりました。
やり切ったというか、 もう打つ手がありません(汗)

どうせあと1ヶ月ちょいくらいしたらまた帰ってくると思うので、やり残しはまたその時に。
トゲフタオはもしかしたら1ヶ月後くらいにリベンジ行ってるかも
(多分丹沢の方に…)



長野に帰って来たわけですが、中信に居られるのは短いとあと1ヶ月もない…?



でも正直、もうほとんどやる事思いつきません(笑)



早く春にならないかな……



【結果】 ※色付きは自己初採集

カントウアオオサムシ
Carabus (Ohomopterus) insulicola kantoensis Ishikawa et Ujiie, 2000
2exs.

ヒラタマルゴミムシ
Cosmodiscus platynotus (Bates, 1873)
1ex.


ノグチナガゴミムシ
Pterostichus noguchii Bates, 1873
3exs.

ヨツボシゴミムシ
Panagaeus japonicus Chaudoir, 1861
1ex.

アオアトキリゴミムシ
Calleida onoha Bates, 1873
1ex.

イクビホソアトキリゴミムシ
Dromius quadraticollis Morawitz, 1862
1ex.

アトホシヒメテントウ
Nephus phosphorus (Lewis, 1896)
1ex.


キイロテントウ
Illeis koebelei koebelei Timberlake, 1943
2exs.

シロホシテントウ
Vibidia duodecimguttata (Poda, 1761)
1ex.

コカブトムシ
Eophileurus chinensis chinensis (Faldermann, 1835)
1ex.

コブマルエンマコガネ
Onthophagus atripennis atripennis Waterhouse, 1875
1ex.

フトナガニジゴミムシダマシ
Ceropria laticollis Fairmaire, 1903
1ex.

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