奈良 帰省採集2018春_3日目: ソヨゴさえあればいい?


2018.03.04

前日は疲れ切って9時ごろには寝てしまいました…
疲れてたのもありますが、鼻水が止まらなくなり仰向けにならざるを得なかった(汗)
一応薬も飲んでいたのですが、樹皮めくりや材割りの際に粉末を直接吸い込むと全く薬が効かなくなってしまうようで…その場で追加投薬しても無駄、普通の花粉症より重度の鼻水に苦しめられる事が分かりました(笑)

そんなわけでひたすら寝て、完全に体力を回復しました。
鼻水も微妙に落ち着いたので、午前中はとりあえず適当に採集に行ってみることにしました。




家の近くの道に従って、ひたすら歩いて登っていきます。
コナラやスダジイ、アカマツ、カシ類などが混ざりますが基本は杉の林が広がっています。





特に狙えるタマムシも思いつかないし、私にはこの環境でオサムシを掘り出したりする能力は無いので…沢で石起こしでもやろうかなと思いつつ道を登っていきます。




家を出てから登ること20分ほど…ソヨゴを見つけました。
前日に訪れた場所でも何回か見つけているのですが…どれも小さな木ばかりでした。

ここに生えていたソヨゴもそんなに大きくはなかったのですが、よく見るとすぐ隣に倒れている木があって…




「まさか…」






「マジか(汗)」

見覚えのある脱出孔が開いているその倒木はどうやらソヨゴのようでした。
こんな所にもあの虫は生息しているのか…??

早速ナタを取り出して削っていきます。



20分後。




それらしい虫が顔を出しました。
随分とギリギリの大きさの蛹室を作っていたようで、取り出すのにかなり苦労させられました…(汗)

約10分ほどの格闘の末…なんとか取り出すことに成功しました。




アオマダラタマムシ
Nipponobuprestis (Nipponobuprestis) amabilis (Voollenhoven, 1864)

まさかこの辺にもアオマダラがいるとは思わなかった…(汗)
もちろん一頭だけではなく、





2頭目。





3頭目。




既に脱出してしまった個体も多そうですが、3頭出す事ができました。
材にはびっしりと食痕が走っていて、幼虫も数頭確認できました。




今までは結構硬めの乾燥した部分を削る事が多かったのですが、今回アオマダラが出た所はわりと水分多めの柔らかめの場所で、少し意外でした。
死亡個体が出てくることもなく… 関西のアオマダラは結構強いのかもしれない(汗)

こんな感じで、父親の実家付近にもアオマダラタマムシは生息していました…信じられないくらい身近な場所でした。
ソヨゴ自体もこの一本くらいしか見つけられなかったのですが、それでもそこそこ発生しているような印象を受けます。

関西のアオマダラの「ソヨゴさえあればどんな場所でもいる」という感覚が少し分かったような気がしました…(汗)




この後、石起こしをやるために沢に向かったのですが起こせる石がそもそもほとんど見つからず(笑)、さっきと同じ材でアオマダラを一頭追加して帰りました。





2018030914420106e.jpeg
午後からは家族が所有してる山の一部で少しだけ採集しました。
サシゲチビタマムシ、ムネアカチビナカボソタマムシ、ツヤムネマルゴミムシ辺りは過去にこの範囲内で採った虫です。

今回は…





オオゴキブリ
Panesthia angustipennis spadica (Shiraki, 1906)

アカマツの立ち枯れから、オオゴキブリの成虫を出せました。
去年は幼虫一頭しか確認できませんでしたが、アカマツの倒木や立ち枯れを崩してみると多数の幼虫が出てきて、結果的に成虫も一頭だけ得る事ができました。
ゴキブリは苦手だけどこのゴキブリからは全然気持ち悪さを感じない…むしろカッコいい、とても不思議な気持ちにさせられる生き物です(汗)



そんな感じでこの日の採集は終わりました。
大きな成果は無かったものの…奈良県産、しかも貴重な産地のアオマダラタマムシとオオゴキブリの成虫は結構嬉しかったです。

問題はこの次の日です…


【結果】 ※色付きは自己初採集

アオマダラタマムシ
Nipponobuprestis (Nipponobuprestis) amabilis (Voollenhoven, 1864)
4exs.

ヒコサンヨツコブゴミムシダマシ
Uloma hikosana Nakane, 1956
1ex.

未同定ヒメヒラタカメムシ
1ex.

オオゴキブリ
Panesthia angustipennis spadica (Shiraki, 1906)
1ex.
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