新地開拓の失敗例


採集記がいつまで経っても追いつかない(汗)

展足は終わっては溜まるの繰り返し、データ入力やマウントも全く進んでおらず…いよいよヤバい気がして来た(汗)
もはや週末雨降ってくれと軽く思い始める始末です。

雨が降ったら降ったで「雨天時のタマムシ採集の練習をしよう」とか言って外に出る未来しか見えないけど(笑)





2018.05.27

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この日は新しい採集ポイントを開拓すべく、まだ訪れたことのない谷へ向かいました。
(今後、この谷をB谷と呼ぶ事にします)

確かこの週末は金曜日の実習から疲れを引きずっていて、前日の採集ではもうヘトヘトになっていた(汗)
さすがに今日動けなくなりそうだったので、しっかり寝てから出発。写真の場所に到着したのは10:30頃でした。




ヒメクロサナエ
Lanthus fujiacus (Fraser, 1936)

来る途中で拾ったサナエトンボ。
A谷の方の前回の採集でもダビドサナエを採集しており、今年は割とサナエトンボに縁があるようです。
(例年は本当に出会えない虫のグループの一つです)

今シーズンもトンボもちょくちょく採ってはいるのですが、色残しの試行錯誤ををほぼやっていません。
正直…もう面倒臭いというところまで来てしまいました。
一時期、面倒臭いと感じてトンボを採ることを完全に辞めそうになったので、とりあえず簡易的なやり方で最低限の色残しが出来る方法を模索したりしなかったり。

いくら色が残ると言われても、色々手順が増えすぎると誰もマネしようとは思わないものになってしまう気がするので(汗)
それでは何の意味もない…




アカガネチビタマムシ
Trachys tsushimae Obenberger, 1922

採集はしていませんが、タマムシリストの方に使えそうな写真が全く無かったのでここでとりあえず撮っておく。
ソーンダースに比べると、葉っぱについている個体は何故か見つかりにくい気がします(大きさの問題?)




ヤマハンノキのスウィーピングではセイボウっぽいキラキラの蜂が採れました。
なんとなくセイボウじゃない気がするんだよな…


(2018.07.09 追記)

オカマルセイボウ
Hedychrum okai Tsuneki, 1954


ちゃんとセイボウでした(笑)
私がイメージする普通のセイボウ(セイボウ族)と比べてこの仲間(ツヤセイボウ族)は腹部が丸くなるらしく…違和感を感じたのはそこだったのだと改めて理解しました。
(追記終わり)


この次の写真の時点で…登っていたはずの谷を完全に下ってスタート地点より後ろに戻っています。
何があったのかというと…特に何もなかったのです(汗)

ヤマハンノキらしき木やミズナラなどスウィーピングを行なったものの特に成果は無く、タマムシも何故かカツラの葉に止まっていたダイミョウナガタマムシ1頭を確保したのみでした。
ダイミョウナガタマムシはこの後、何を血迷ったのか同じ袋に入れてしまっていたオオアオモリヒラタゴミムシに粉砕された。

そして本来行くはずのところに…道がない(汗)
どうやら大きく道を間違えていたらしく、本来行くはずだった場所よりはるかに手前で引き返さざるを得なくなってしまいました。

実質、昼飯食って戻って来ただけ(笑)




戻って来た後、もう一度正しい道から登り直す気力は無く、こんな感じのオニグルミやケヤキのある川沿いでスウィーピングを行なっていました。




ブロイニングカミキリ
Saperda ohbayashii Podany, 1963

カラカネチビナカボソを期待してオニグルミを掬っていたら、ブロイニングカミキリが1頭採れました。
去年と違って今年はちゃんとオニグルミのスウィーピングで採れました(笑)

オニグルミにはナガタマムシが止まっているのも見つけて、緊張しながらネットインしたのですが…何故かクワナガタマムシだった(汗)




クワナガタマムシ
Agrilus komareki Obenberger, 1925

これはこれで…長野に来てからは中々縁がないナガタマムシの一つでした。
クワはたくさんあれど、“好む環境”があるようで…(後に分かります)





ヒコサンナガタマムシ
Agurilus yamabusi Miwa et Chûjô, 1940

ミズキの葉を頑張って掬い続けていたら、ヒコサンナガタマムシも1頭だけ入ってくれました。
長野県では初採集でした。
きっといると信じてたよ……


田んぼの水面付近を飛んでいるトンボが気になって1時間近く格闘。
ヤンマみたいな動き方をしていたのですが、大きさはサラサヤンマ程度かそれより小さく…多分未採集種。
何度か訪れたチャンスを掴むことができず…大敗しました。

帰りがけに草に止まっているコガネムシが目に止まって…





ヒゲブトハナムグリ
Anthypna pectinata Lewis, 1895

「ヒゲブト!!」

春から初夏にかけて草地に現れる、小型のコガネムシの中では一番有名なもの(と勝手に思っている)
今まで何度も何度もセマダラコガネやらキスジコガネやらに騙されて、本物のヒゲブトハナムグリには出会えずにいましたが…ここでようやく初採集を決めることができました。

発達した触角の他にもさまざまな魅力を持つ虫で、とても好きな虫になりました。


この後も少しスウィーピングはしたものの成果はなく、今回は少し早めに採集終了としました。




トホシオサゾウムシ
Aplotes roelofsi (Chevrolat, 1882)

片付け中になんとトホシオサゾウムシを目の前で発見(笑)
これは前々から見てみたかった虫の一つでした。とても嬉しかった。


少しは嬉しい成果もあったものの、この週末はタマムシがあまり採れなくて少し焦り始めます。
伐採地を見つけられていない以上、去年のように楽しくタマムシ採集やるのは難しそうです(汗)

そしてこの次の週、新しい方法に辿り着く……



【結果】 ※色付きは自己初採集

ヒコサンナガタマムシ
Agurilus yamabusi Miwa et Chûjô, 1940
1ex.

クワナガタマムシ
Agrilus komareki Obenberger, 1925
1ex.

オオアオモリヒラタゴミムシ
Colpodes buchanani Hope, 1831
1ex.

ブロイニングカミキリ
Saperda ohbayashii Podany, 1963
1ex.

チビハナカミキリ
Grammoptera chalybeella (Bates, 1884)
1ex.

ヒゲブトハナムグリ
Anthypna pectinata Lewis, 1895
2exs.


マグソコガネ
Aphodius (Phaeaphodius) rectus (Motschulsky, 1866)
1ex.

オトシブミ
Apoderus (Apoderus) jekelii Roelofs, 1874
1ex.

トホシオサゾウムシ
Aplotes roelofsi (Chevrolat, 1882)
1ex.


トホシハムシ
Gonioctena japonica Chujo et Kimoto, 1960
2exs.

アオジョウカイ
Themus cyanipennis Motschulsky, 1857
1ex.

ヒメクロサナエ
Lanthus fujiacus (Fraser, 1936)
1ex.

オカマルセイボウ
Hedychrum okai Tsuneki, 1954
1ex.
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コメント

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ハチについて

こんにちは、いつも楽しく拝見させていただいております。
”セイボウっぽいキラキラの蜂”ですが、セイボウでいいと思います。ツヤセイボウの仲間で、おそらくオカマルセイボウあたりではないでしょうか。
手前味噌かつ写真は非常に悪いですが、http://cephonodeshylas.blog.fc2.com/blog-entry-147.htmlに掲載しております。

>>ひめのさん

ありがとうございます。
あの蜂もセイボウだったのですね…

確認しましたが仰る通りオカマルセイボウによく似ているなと思いました。