2018GW 奈良遠征3日目: 初採集種がゼロでも…


追われていた展翅展足も一段落。気持ち的に余裕が出て来ました。
思いの外、内容が薄くて記事が一本書けそうだったのでサクッと書いちゃいました(笑)
もう1ヶ月以上も前の話になってしまいましたが…これでGW前半のお話が終了です。

本当に楽しくなってくるのはGWが終わってからなのだけど、先が長い…





2018.04.30(3日目)

今日が最終日。
昨晩北部の実家に戻ってきて、この日は夕方のバスで長野まで戻るため採集に回せる時間は昼前まで。

何度も訪れている近場の山(→3月の採集記)へ連れて行ってもらいました。



201806030935500e0.jpeg
8:30頃からスタート。
曇ってるのが気になるので…最初はとにかくスウィーピングを徹底的にやる事に。




ダンダラチビタマムシ
Trachys variolaris E. Saunders, 1873

シイ・カシ類のスウィーピングで、この場所では初めて見るダンダラチビタマムシが採れました。
奈良県に関してもダンダラチビタマムシがやや少ない(★★★)って程では無さそうです。
長野県で中々採れないのは実感してますが…(汗)




サシゲチビタマムシ
Trachys robustus E. Saunders, 1873

スダジイのスウィーピングでは今回もサシゲチビタマムシが採れました。
ちょうど花の時期だったようで、花からはホタルカミキリやシラケトラカミキリが採れました。




左上: ミヤマジュウジアトキリゴミムシ
Lebia sylvarum Bates, 1883

右上: ミツアナアトキリゴミムシ
Parena tripunctata (Bates, 1873)

左下: ヒトツメアトキリゴミムシ
Parena monostigma (Bates, 1873)

右下: ホシハネビロアトキリゴミムシ
Lebia calycophora Schmidt-Gobel, 1846

3日間の奈良遠征で採集できたアトキリゴミムシたち(一部)。
この日はスダジイの花掬いでヒトツメ、コナラのスウィーピングでホシハネビロを採集しました。

アトキリゴミムシの類は全体的にシイ・カシ類のスウィーピングで入りやすいように感じました。
1頭1頭見るとそんなに派手なわけじゃないけど、何種か並べてみるとカラフルで魅力的なゴミムシの仲間ですね。
今まで以上にアトキリゴミムシが好きになれた気がします。臭いはやっぱ苦手だけど(笑)



スウィーピングではナガタマムシもちょくちょく入ります。
クリやケヤキ、カエデ、ドウダンツツジなどなど。
気になったので一応全て持ち帰ったのですが…





アオグロナガタマムシ
Agrilus viridiobscurus E. Saunders, 1873

全部アオグロナガタマムシだった(泣)

カエデとかならまだギリギリ分かるけど、低木のドウダンツツジとかから数頭入ってくるのは流石にやめてほしいです。
違うよなと思いつつも疑わざるを得ない(汗)

今シーズンもアオグロトラップに頭を抱える事が多くなりそうな予感です。



日が差し込んで気温が上がってきたので、ここからは伐採木を調べていきます。



各所に切られたクヌギやコナラの材が転がっていますが…カミキリの姿すら見当たらない。

日差しが弱く、気温的に微妙な時もありますが1頭もいないなんて事は流石におかしい…




カタマルヒラアシキバチ
Tremex contractus Maa, l949

静かな伐採地の中でもたついていたのは…初めて見るヒラアシキバチの仲間でした。
これの他は大きめのアブが居たくらいで、本当に最後まで何も飛来しなかった。




オニツノゴミムシダマシ
Toxicum funginum Lewis, 1894

春にも調べた朽木を再び調べてみると、樹皮下から格好いいゴミムシダマシが出てきました。
そしてこの朽木の隣には…






真新しい脱出孔があった。

前回来た時はこんな物は無かった。あったら絶対に気付くような位置だ(汗)
大きさや形からして、オオムツボシタマムシの可能性は否定できない。
数は少なくても、この山にもいるのかもしれません…

くそっ、天気がもっと良ければ…!!!

オオムツボシじゃなくとも何かしらムツボシタマムシの類が採れて欲しかったのですが、それすら叶いませんでした…
最後にウメを掬いにいってなんとか1頭だけウメチビタマムシを確保、採集は終了となりました。

今回の奈良遠征は初採集種ゼロで締めくくりました(笑)
天気のいい時に改めて来た方がいいか、次からは場所を変えるべきか…



この後は夕方のバスに乗って、長野へ無事に帰って来れました。
なかなかハードでしたがなんとか3日間の奈良遠征を終える事ができました。
今回の遠征で得られたタマムシは以下の通り。

ヒシモンナガタマムシ
ウグイスナガタマムシ
オオウグイスナガタマムシ
ホソアシナガタマムシ
ミツボシナガタマムシ
ヒメアサギナガタマムシ
シラケナガタマムシ
ニセシラケナガタマムシ
クズノチビタマムシ
ソーンダースチビタマムシ
ウメチビタマムシ
アカガネチビタマムシ
マルガタチビタマムシ
コウゾチビタマムシ
ダンダラチビタマムシ
サシゲチビタマムシ
ナミガタチビタマムシ
ヤノナミガタチビタマムシ
ハイイロヒラタチビタマムシ

初採集種3種(ミツボシナガ、ニセシラケナガ、コウゾチビ)を含む19種となりました。
全体的にチビタマムシに愛された3日間だったような気がします(笑)

本命だったオオムツボシタマムシに関しては全くダメでしたが、ミツボシナガをしっかり採って帰って来れたので行って良かったと思っています。
今までの帰省(3月、8月)とは明らかに見られるタマムシの種数が違っていてとても楽しかったです。

3日間の採集に付き合ってくれた父親に本当に感謝です。

来年以降は6,7月頃に行けたらもっと楽しいかな!(笑)

奈良で…関西方面で採りたいタマムシもまだまだいます。
今回はスルーしたけど、奈良で絶対にやらなきゃいけないこともある。

今年はもう帰省しないかも知れないけど、また帰ることがあったら。



【結果】 ※色付きは自己初採集

アオグロナガタマムシ
Agrilus viridiobscurus E. Saunders, 1873
10exs.

クズノチビタマムシ
Trachys auricollis E. Saunders, 1873
1ex.

ウメチビタマムシ
Trachys inconspicuus E. Saunders, 1873
1ex.

ダンダラチビタマムシ
Trachys variolaris E. Saunders, 1873
1ex.

サシゲチビタマムシ
Trachys robustus E. Saunders, 1873
4exs.

ヒトツメアトキリゴミムシ
Parena monostigma (Bates, 1873)
1ex.


ホシハネビロアトキリゴミムシ
Lebia calycophora Schmidt-Gobel, 1846
1ex.

ムーアシロホシテントウ
Calvia (Eocaria) muiri (Timberlake, 1943)
1ex.

ホタルカミキリ
Dere thoracica White, 1855
1ex.

シラケトラカミキリ
Clytus melaenus Bates, 1884
1ex.

ヒメクロトラカミキリ
Rhaphuma diminuta (Bates, 1874)
1ex.

ツマグロハナカミキリ
Leptura modicenotata Pic,1901
1ex.

オニツノゴミムシダマシ
Toxicum funginum Lewis, 1894
1ex.

カタマルヒラアシキバチ
Tremex contractus Maa, l949
1ex.

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